ボロボロで古い車でも買取できる?高く売れる理由を解説

車が古くても売れる?

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大事にしてきた愛車が古くなり、手放そうか考えている方もいるのではないでしょうか?
売るにしても『古い車』なんか”価値がないんじゃないか?”なんてお悩みの方も少なくないと思います。

ですが実は年式が古かったり走行距離が長い車でも買取価格を付けることが出来るんです。

そこで本記事では古い車が売れる理由やどのような需要があるのか、どのくらいの買取がされているのか言及します。

目次

ボロボロで古い車でも買取可能な3つの理由を解説

ボロボロで価値がつかないように思える車でも売れるのは、主に以下3点の理由があります。

  • 海外で需要がある
  • 部品やパーツに価値がある
  • 中古車としての価値が十分にある

一般的に車の買い替えは8.5年と言われ、それ以上古いと買取業者から敬遠されがち。

ですが売れる国への輸出やパーツを売る業者であれば、古い車でも利益を出せるため価値になるんです。

それを踏まえ、上記について詳しく説明していきます。

理由①海外で需要がある

海外において古い日本車の需要は高く、高値で取引されている実情があります。

日本の車は品質が良く10年以上経過していても普通に乗れることが多いため、東南アジアを中心に注目されているんです。

そのため中古車買い取り業者はそこに目を付け買取を行い、海外へ輸出しています。

海外では日本の車が10年以上経過してても十分新しい車と認識されている傾向にあるようです。

理由②部品やパーツに価値がある

自動車メーカーは一定期間が経過すると部品の生産をやめてしまうため、同型車の部品やパーツの需要が高いとされています。

古い車と言っても直しながら乗っているので、国内には中古部品を専門に扱う業者が多数存在

また前述の海外に輸出される車と一緒に、補修部品として輸出されることもあるんです。

そのため一般的には価値がないとされる古い車であっても、査定額が0円になることは基本的にありません。

理由③買取業者にとっては価値のある車として認知される

走行距離が短く放置されていたり、キレイな状態が保たれている車は買取業者側としては十分価値が生まれます。

(要するに「価値が無いと思っていたけどそうでもなかった」という持ち主と買取業者の感覚の差です)

さらに10年前の車でも性能が高く、実は中古車としての価値が残っているということも珍しくありません。

また特殊な例を挙げると、20年以上経過している車であっても「旧車」としてプレミアが付くことも。

特に古いスポーツカーは非常に高値で取引されている傾向にあります。

古い車は一体どのくらいの相場で売れる?メーカー別で内訳を調査

古い車の買取相場の平均は3,000円~30,000円です。

詳しい内訳をメーカーごとに調査し、買取実績をまとめました。

2000年~2010年の車で走行距離は10万キロ超えているものが基準です。

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トヨタの車買取相場

低年式・10万キロ越え

車種 年式 走行距離 買取実績
エスティマ 2001年 189000km 30,000円
ウィッシュ 2003年 140000km 15,000円
ヴィッツ 2005年 180000km 10,000円

低年式・10万キロ越え・車検切れ

車↓ 年式 走行距離 買取実績
カローラフィールダー 2002年 150000km 15,000円
ポルテ 2008年 118000km 10,000円
エスティマ 2001年 160000km 15,000円

低年式・10万キロ越え・事故車

車種 年式 走行距離 買取実績
カローラスパシオ 2002年 115000km 20,000円
アリオン 2005年 100000km 30,000円
エスティマ 2001年 142000km 20,000円
日産の車買取相場

低年式・10万キロ越え

車種 年式 走行距離 買取実績
エルグランド 2006年 150000km 15,000円
ムラーノ 2005年 120000km 15,000円
エクストレイル 2001年 150000km 25,000円

低年式・10万キロ越え・車検切れ

車種 年式 走行距離 買取実績
フーガ 2008年 140000km 8,000円
グロリア 2003年 110000km 20,000円

低年式・10万キロ越え・事故車(自走不可)

車種 年式 走行距離 買取実績
セレナ 2008年 100000km 10,000円
デュアリス(自走不可) 2003年 120000km 10,000円
ノート 2006年 130000km 10,000円
ホンダの車買取実績

低年式・10万キロ越え

車種 年式 走行距離 買取実績
オデッセイ 2005年 140000km 13,000円
エアウェイブ 2006年 120000km 25,000円
ライフ 2008年 100000km 5,000円

低年式・10万キロ越え・車検切れ

車種 年式 走行距離 買取実績
フィット 2010年 166500km 5,000円
フィット 2007年 100000km 10,000円
アコード 2004年 150000km 15,000円

低年式・10万キロ越え・事故車

車種 年式 走行距離 買取実績
ライフ 2000年 200000km 3,000円
三菱の車買取実績

低年式・10万キロ越え

車種 年式 走行距離 買取実績
パジェロイオ 2008年 160000km 40,000円
パジェロミニ 2005年 140000km 10,000円
ekスポーツ 2006年 135000km 30,000円

低年式・10万キロ越え・車検切れ

車種 年式 走行距離 買取実績
アウトランダー 2006年 150000km 20,000円
パジェロミニ 2006年 120000km 5,000円
スズキの車買取実績

低年式・10万キロ越え

車種 年式 走行距離 買取実績
ジムニー 2002年 160000km 20,000円
ワゴンR 2007年 120000km 15,000円
MRワゴン 2002年 120000km 10,000円

車検切れ・バッテリー上がり

車種 年式 走行距離 買取実績
ワゴンR(車検切れ) 2002年 110000km 5,000円
ワゴンR
(バッテリー上がり)
2007年 100000km 10,000円

※買取実績参照:ハイシャル公式サイト

一般的な中古車の売却価格はトヨタのエスティマで比較すると、平均94,3万円のところ低年式・10万キロ越えで30,000円です。

ただしこれはあくまでも過去の実績であるため、実際に査定に出すことで正確な買取金額を知ることができます。

査定額が0円!『廃車』になった時の費用はかかる?対応は?

万が一買取業者にて査定額が0円で廃車になった場合、費用(手数料)は、基本的にかかりません。

査定額0円で手数料もかからず廃車ができるという条件でもいい方は、そのまま一般的な買取業者にて廃車手続きへ。

「少しでも査定額をつけたい!」という方は、廃車専門の業者に持っていく事をおすすめします。

買取業者で0円だった車もパーツなどで査定がつく可能性もありますし、廃車専門業者は廃車になっても手数料を取らないところがほとんどです。

売却(買取)可能な古い車の状態

売ることが出来る古い車の状態4つ

一般的に売ることができる古い車の状態をまとめてみました。

  • 年式が古い
  • 走行距離が多い
  • 年式は古いが外観は綺麗
  • 放置している車・事故車

基本的に年式が古いものというイメージで間違いありません。

買取は10年落ちはもちろん、15年・20年落ちでも可能です。

その他で沢山乗り続けた車(走行距離が多い)・車庫に放置している車・事故起こし処分に困り放置している車なども含まれます。

旧車(クラシックカー)の売却を考えている方は、プレミア価値など高額買取が期待できる場合もあるので下記記事も参考にしてみてください。

ボロボロの古い車を売る方法4つ【特徴別で紹介】

古い車は以下の4つ方法で売却が可能です。

車の状態や買い替えるかによって変わってくるので、ご自身が当てはまる内容は特に詳しくチェックしてみてくださいね。

買い替え予定がない人は中古車買取業者

新車に買い替える予定もない人や資金調達の人は中古車買取業者で査定しましょう。

車検が残っている場合は尚更需要があり、中古車の購入者は「とりあえず乗れればいい」「とにかく安い中古車が欲しい」という考えを持った方が多いです。

そのため古い車でも価格が付く可能性が高いので、売りたいと思ったら最初に査定を依頼してみましょう。

中古車の買い取りなら一括査定で相場をチェック!

WEBから複数の業者にまとめて依頼

買取業者に売る場合、業者によって査定額が変わるので複数の業者を回って納得のいく買取金額を探す必要があります。

しかし自ら複数の店舗に依頼をするとなるとかなり労力が必要。

そこでおすすめなのが、一括査定サイトです。

WEBから一回のお申し込みで複数の業者にまとめて依頼が可能なので、自分で業者探しや依頼をする必要はなし。

また一括査定をすると業者同士が他社に顧客を取られないよう高額査定を提案する傾向にあるため、思わぬ買取額が付く可能性もあります。

もちろん完全無料なので「一円でも高く車を売りたい」「何店舗も回るのは面倒」という方は要チェックです。

一括査定=売却ではない!

一括査定サイトで業者に依頼をしたからと言って、必ず売却しなきゃいけないということはありません

車を査定してもらい、査定額に納得していなければ『売却キャンセル』も可能です。

ひとまずご自身の車の買取相場を知る意味でも、一括査定サイトを使ってみることをオススメします。

一括査定サイトが気になる方は下記ページもチェックしてみてください。

>>車一括査定のおすすめを知りたい人はこちら

買取店で0円・廃車と言われた人は廃車専門業者

部品やパーツの買取で査定がつく

新車を買う予定もなく、買取店でも0円と査定された人は事故車や廃車を専門とする廃車専門業者に持っていきましょう。

中古車買取で『車検もなく状態の悪い古い車(塗装が剥がれている・動かないなど)は価値なしと判断されます。

仮に再販できても利益が出ない車などは、買取店も積極的に購入しようとしないためです。

しかしそうした車でも廃車を扱う専門業者にとってはお宝となる場合があります。

専門業者は買取店とは違う目的で古い車を仕入れているため、必ずしも動く車である必要がないためです。

※部品やパーツなどの買取

買取店で廃車と言われても、諦めずに廃車専門業者に査定を依頼しましょう。

オススメ業者①廃車本舗

廃車本舗

画像引用元:廃車本舗公式サイト

廃車本舗は不動者・事故車・エンジン故障してる車や、走行距離10万キロ超えた車・年式が10年落ちの車も高価買取が可能です。

廃車本舗は自社が行っている海外輸出部門と連携し、直接の販売経路を開拓しています。

つまり中間コストがかからない・販売経路をもっていることで、より高額で車を買い取ることが可能というわけです。

万が一廃車本舗でも査定がつけられず廃車となっても、一切費用がかからずレッカー車を利用する場合でもレッカー代は廃車本舗が負担します。

廃車に関わる手続きも全て代行してくれますし、書類に関しても説明があるため初心者の方でも安心して任せても大丈夫と言える業者です。

オススメの業者②ハイシャル

ハイシャル

画像引用元:ハイシャル公式サイト

ハイシャルでは低年式車・多走行車においても海外への販売ルート・パーツリサイクルなどで買取金額を提案してくれます。

またとてもスピーディーな業者で、午前中に連絡すれば最短で当日の引き取りも可能です。

買取代金は必要書類が確認されてから2営業日以内に振り込み

ただ必要書類を完全に揃えておけばその場で現金で受け取ることも可能なので、お金がすぐ手元に欲しい方は当日の受け渡しを依頼してみましょう。

※通常の場合は引き渡し後の振り込みになります

また査定0円・廃車となっても陸送のためのレッカー代や抹消手続きの手数料なども一切かかりません

さらにハイシャルでは書類手続きを行う専門スタッフをかかえており、陸運局で申請する廃車に関わる書類手続きを無料で行ってくれます。

手続きをスピーディに行いたい人や手数料を掛けたくない人にオススメの業者です。

買い替えを検討している人はディーラー下取り

下取りに出して新車を安く買う

ディーラーは市場価値があまりない車でも下取りして買い替え時に査定額分を値引きする仕組み

※ディーラーは自動車メーカーと契約結んでいるため契約を結んでいるメーカーの製品しか扱えません

下取りに出すことで値引き販売してない車種でも安く購入することが可能です。

注意点としてはディーラーでの下取りは新車の購入が前提なので、買取だけしてもらうことはできません。

新車の購入を予定していない方は、前述の買取業者か廃車専門業者に査定を依頼しましょう。

買い替えについてはこちらの記事を参照して下さい↓
車の買い替えはもったいない?後悔しないタイミングや保険について詳しく解説

ローン残債上がる方はこちらを確認してください↓
ローンが残ってる車を売る方法を解説

自分で価格を決めたい人はインターネットオークション

価格指定できるが売れ残るリスクがある

インターネットオークションは出品者と車の情報を入力し、車の写真と状態説明を記載すれば出品できる売却方法。

オークションであればご自身で愛車に価格を付けられるので、納得のいく金額で売るにはうってつけです。

ただいつ売れるのかが不明確なのがネックポイント。

また市場に沢山出品されている・買う側の求めている車ではないというズレから売れ残るなんてこともあります。

自分で価格指定できるのはメリットかもしれませんが、売れ残るリスクを考えるとあまりおすすめはできません。

個人売買は仲介サイトをいかに選ぶかでリスクを避けることができます。

自分でできる!古い車を高く買い取ってもらう6つの方法

6つのポイントを押さえて高く売ろう

少しでも車を高く売りたい方はぜひ、以下のポイントを押さえてみて下さい。

  • 高く売れる時期を狙う
  • 清掃しておく
  • 純正オプションのアピール
  • 傷やへこみは自分で修理しない
  • 相場を調べ査定額がアップしないか交渉
  • 複数の買取店を回る

もっとも高く売れる時期は1~2月と言われています。

万が一逃してしまった場合は7~8月も高く売れると言われている為、夏を狙うのも一つの手です!

また一括査定サイトを利用し、自分の車の相場を知っておくのも大事なポイントになります。

いくらで売れるのか知っておくことで低く査定をされた際に、査定額アップの口実になるでしょう。

また複数の店舗を自分の足で回るのは時間も労力も必要なため、一括査定サイトでまとめて依頼することで面倒な手間を省くことが出来ます。

車を高く売るためのコツは以下の記事で詳しく解説しています。
>>車を高く売る方法はこちら

古い車の売却に関するその他Q&A

Q.1古い車でも新しいタイヤの場合は考慮して査定してもらえますか?

業者によっては上がる可能性はありますが、基本タイヤを新しくしたことで査定に反映され金額が上がる事は無いと考えるのが妥当です。

タイヤが新しいかどうかよりも、溝の深さや純正のタイヤかどうかで査定額にプラスになります。

タイヤの溝が5mm以上あれば、2,000円〜8,000円はプラスになると査定のガイドラインで実は決まっているんです。

※参考:JAAI(日本自動車査定協会)の中古自動車査定基準

(インチ)5mm以上
198,000円プラス
187,000円プラス
176,000円プラス
165,000円プラス
154,000円プラス
143,000円プラス
132,000円プラス

逆にタイヤの溝が1.6mm以下だと、査定額が9,000円〜35,000円マイナスに。

「高く売りたいからタイヤだけでも買い替えよう」という方は、購入を踏みとどまることをお勧めします。

Q.2買取業者と取引する際に、古い車だと必要な書類は増えますか?

車が古いからと言って書類が増えることはありません。

売却時に必要な書類の量や種類は、車種によって異なります。

普通自動車の場合
  • 自動車検査証
  • 軽自動車税納税証明書
  • 印鑑登録証明書
  • 自賠責保険証明書
  • リサイクル券
  • 委任状
  • 譲渡証明書
  • 実印
軽自動車の場合
  • 自動車検査証
  • 軽自動車税納税証明書
  • 自賠責保険証
  • リサイクル券
  • 自動車検査証記入申請書
  • 住民票の写し
  • 印鑑

万が一紛失している書類がある場合は発行に1週間かかる書類や再発行できない書類もあるため、あらかじめ確認しておきましょう。

Q.3ローンが残っている古い車って売却できますか?

ローンが残っていても基本的には売却可能です。

売却金額がローンより上回れば査定額から返済し、残った金額が売却主のものになります。

ただしローンより下回る場合はローンの返済ができないため、ローン完済のために一括返済しなければなりません

方法としては3つあります。

  • 現金で支払う
  • 新たに金融機関などでローンを組む
  • 新たに購入する車のローンに上乗せ

万が一ローンより下回った場合は、業者の方とローンの返済について相談してみて下さい。

ローンが残っている車の買取は以下の記事で詳しく解説しているので、合わせてご覧ください。
>>ローンが残ってる車を売りたい方はこちら

古い車は状況に合わせて売り方を変えよう

今回お伝えしたように古い車は売ることは可能ですが、査定が0円で廃車と言われる場合もあります。

そのため状況に合わせて売り方を変えることが大切です。

  • 中古車買い取りの『一括査定サイト』でまず査定をしてみる
  • 査定額0円!廃車となった場合は『廃車専門業者』
  • 新車購入を考えている人は『ディーラー』
  • 愛車の金額は自分で決めたい人は『ネットオークション』

自分が当てはまる状況に合わせてぜひ、ご検討下さい。

こちらの記事ではカーネクストの口コミについてご紹介しているので、気になっている方はぜひご覧ください。

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この記事を書いた人

株式会社イードが運営する自動車メディア・カーライゼーションのコンテンツ作成を担当。コンテンツ作成の根拠・流れは左記ページでも詳しくご紹介しています。

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